栃木・群馬・茨城のおすすめ紅葉スポットをご紹介
戦場ヶ原展望台
栃木県日光市中宮祠
奥日光に広がる日本有数の湿原
この地が中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれる戦場ヶ原。かつて湖であったものが湿原化したもので、400ヘクタールの広大な面積を誇る。男体山を背景に広大な湿原を見渡せる展望ポイントが各所に設置されており、変化に富んだ壮大な自然を体感することができる。9月下旬~10月上旬には、美しい草紅葉が楽しめる。
湯ノ湖
栃木県日光市湯元
噴火でできた静かな山間の湖を彩る紅葉
三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖。周囲は約3km、三方を山で囲まれており、どことなく神秘的な雰囲気が漂う。湖岸には散策路があり1時間ほどで一周できる。湖の周囲には、ノリウツギ、オオカメノキ、ダケカンバなどの広葉樹と、コメツガ、ウラジロモミなどの針葉樹の原生林があり、変化に富んだ手つかずの自然を楽しむことができる。9月下旬~10月中旬には赤・黄・茶、色とりどりの見事な紅葉が楽しめる。
湯滝
栃木県日光市湯元
湯ノ湖から流れ落ちる迫力満点の滝
湯ノ湖の南端にある高さ70m、長さ110mの滝で、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちる。滝壺に下りられ、その近くに観爆台があって、迫力ある姿を眺められる。戦場ヶ原から北上するハイキングコースの途中にあり、バス停、湯滝入口からも近い。10月上旬~中旬には紅葉が見ごろを迎え、秋の行楽客で賑わう。
竜頭ノ滝
栃木県日光市中宮祠
流れ落ちる滝が紅葉に彩られる
男体山の噴火によってできた溶岩の上を210mにわたって流れ落ちる滝。幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流爆。滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることからこの名がついたといわれている。9月下旬ごろからは紅葉の名所として人気が高く、モミジやシナノキなどに彩られた美しい景観が楽しめる。観爆台から眺める紅葉に彩られた滝つぼの眺めは最高の美しさ。
中禅寺湖畔
栃木県日光市中宮祠
湖畔を彩る美しい紅葉
奥日光の入り口に位置する中禅寺湖。周囲約25km、最大水深163mで、およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれている。男体山のふもとに広がるのどかな湖畔は四季折々の表情を楽しめ、特に初夏のツツジ、秋の紅葉が見事。また、遊覧船に乗って水上からの景色を楽しむのもおすすめ。紅葉シーズンには「紅葉廻り」コースも運行される。
いろは坂
栃木県日光市
絶景のドライブコース
日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂の二つの坂を合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48文字」にたとえてこの名がついた。秋には日光で最も紅葉の美しいスポットとして知られ、絶景のドライブコースとなっており、大渋滞となるほどの人気。紅葉シーズン中は余裕をもってお出かけすることをおすすめ。
華厳ノ滝
栃木県日光市中宮祠
華麗な名瀑が鮮やかに彩られる
日光には四十八滝といわれるくらい滝が多い日光周辺で、最も有名とも言えるのが華厳ノ滝。中禅寺湖の水が、高さ97mの岸壁を一気に落下する壮大な滝で、自然が作り出す雄大さと、華麗な造形美の両方を楽しむことができる。華厳滝エレベーターで行ける観爆台から間近で見る滝つぼは迫力満点。爆音とともに水しぶきが弾ける豪快な姿が見られる。
明智平
栃木県日光市細尾町
雄大な景色が広がる眺望スポット
第2いろは坂をほぼ上りきったところにある明智平。ここからロープウェイに乗って3分で到着する標高1373mの明智平展望台は日光を代表する人気の展望スポット。男体山や中禅寺湖そして中禅寺湖から流れ落ちる華厳の滝などの大パノラマが一望でき、周囲の雄大な山並みと合わせて絶景が広がる。秋には紅葉の名所としても知られており、四季折々の見事な自然の造形美を楽しむことができる。
瀬戸合峡
栃木県日光市川俣
切り立った岸壁が織りなす峡谷美
鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡は、凝灰岩が浸食されることによって生まれた峡谷で、深度100mにも及ぶ切り立った岸壁が約2kmにわたり広がっている。県道23号線の旧道は、眼下に瀬戸合峡を見ながら縫うように走って行く。峡谷内にある川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」からの眺望は絶景で、断崖を真近の感じることができる。紅葉の名所としても知られ「とちぎの景勝100選」に選ばれている。
霧降ノ滝
栃木県日光市所野
日光三名瀑の1つ、紅葉時期の全景は圧巻
古くから華厳ノ滝、裏見ノ滝とともに日光三名瀑の一つに数えられている。霧降川にかかる滝は上下2段になっていて、上段が25m、下段が26m、高さは75mある。下段の滝が、まるで霧を降らせるかのように水が岩に当たり、飛び散って流れ落ちる。その様子からこの名がついたといわれる。周囲の景観と溶け合った滝の姿は美しく、新緑から紅葉まで楽しめる。
裏見ノ滝
栃木県日光市丹勢
日光三名瀑の1つを紅葉が彩る
大谷川の支流荒沢川の上流にある、高さ約45mの滝。元禄2(1689)年に奥の細道行脚で日光を訪れた芭蕉は、この滝を見て「暫時は滝に籠るや夏の初」の句を詠んだ。滝の周りが紅葉で彩られる秋の光景も美しく、その時期に芭蕉が訪れていたら、また違う句が生まれたかも…? 滝の裏には不動明王がまつられているが、現在はお参りすることはできない。
憾満ヶ淵
栃木県日光市匠町
荒々しい流れを見せる大谷川の小渓谷
男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝。南岸には数えるたびに数が違うといわれることから化地蔵とよばれる約70体の地蔵群が、また上流の絶壁には、弘法大師が筆を投げて彫りつけたという伝説のある「かんまん」の梵字が刻まれており弘法大師の投筆とよばれている。地蔵群の対岸は日光植物園になっており、春の新緑に始まり秋の紅葉、そして地蔵たちが雪をかぶるまで、美しい風光を楽しむことができる。
尾瀬ヶ原
群馬県利根郡片品村戸倉(尾瀬国立公園内)
草紅葉から木々へ。短い秋の一瞬のきらめき
尾瀬ヶ原は、至仏山と燧ケ岳の2つの山に囲まれた、南北2km、東西6kmにもおよぶ本州最大級の高層湿原。尾瀬の秋の訪れは早く、9月中旬から下旬ごろが紅葉の見ごろ。湿原が黄金~紅色に色づく草紅葉に始まり、木々も次第に紅葉する尾瀬の秋。長い冬を迎える前の残り僅かな時間に、草木たちは燃え上がるように紅くに染まり、金色に輝く。駐車場所在地、料金、駐車場からの乗り合いバス・タクシー等の情報はHPで事前確認を。
伊賀野の花畑(ほうき草と小菊の丘)
群馬県利根郡みなかみ町羽場1678
一面の真っ赤なホウキ草(コキア)が美しい
伊賀野の花畑は地元のボランティアが休農地の活用し、ホウキ草(コキア)、小菊、そばの花が育てられている「花畑」。大きく育ったホウキ草(コキア)が真っ赤に色づき、一面を染める様は圧巻。伊賀野の花畑は常に開放され、展望台があり、自由に利用でき、訪れる人の目を楽しませている。
一ノ倉沢
群馬県利根郡みなかみ町
日本3大岩壁の一つ
日本三大岩場の一つとされる谷川岳にある一ノ倉沢。標高差1000mを一望するのは圧巻。アルプスのような山容からクライマーに人気のスポット。10月中旬~下旬には紅葉が楽しめ、一面が赤や黄色に染まる。
諏訪峡
群馬県利根郡みなかみ町湯原
みなかみの紅葉の名所
水上温泉街南側にある笹笛橋あたりから利根川に沿って続く渓谷「諏訪峡」。笹笛橋より眺める谷川岳と利根川の流れ、そして赤や黄色に色づいた紅葉のコントラストは絶景!
袋田の滝
茨城県久慈郡大子町袋田3-19
国名勝「袋田の滝」の紅葉
国名勝「袋田の滝」の紅葉。第1観瀑台からは真正面に迫力のある滝を、第2観瀑台からは赤や黄色に色づいた紅葉とともに滝の全景を楽しめる。例年、11月10日前後が紅葉の見頃。
奥久慈渓谷
茨城県久慈郡大子町
ドライブに最適!
11月になると、大子の山々は1年のうちいちばん綺麗な姿を見せる。国道118号線沿いの絶景が連続するこの渓谷はドライブに最適。清流久慈川の流れと、車窓から広がる燃えるような紅葉を楽しみに毎年訪れる人が多いスポット。
花園渓谷付近・猿ヶ城渓谷付近
茨城県北茨城市華川町花園
季節を感じながら散策を楽しもう!
花園川を挟んで、カエデ・ブナ・ヤマモミジ等、紅葉の木々が美しく色づく。県立自然公園にも指定されている。坂上田村麻呂の創建と伝わる、花園神社から七つ滝を経て奥の院まで花園川沿いに続く渓谷で、徒歩約1時間の道沿いにはモミジやカエデ、ブナ、ナラの木が多く、紅葉の中を歩くことができる。花園神社では、春、天然記念物のシャクナゲの群生も。
月待の滝
茨城県久慈郡大子町川山1369-1
滝の裏側から紅葉を楽しめる
久慈川の支流・大生瀬川がつくり出す高さ17メートル・幅12メートルの三筋に流れ落ちる滝「月待の滝」。滝の後ろに回り込んで裏側から見ることができるのが特徴。秋になると美しい紅葉に彩られる。見頃の時期はもちろん、落ちた葉が地面を覆う“モミジの絨毯”が見られる11月末ごろの鑑賞もオススメ。