REPORTピックアップレポート

【小山市】NEO TRADが紡ぐ未来——結城紬にかける本気のプロジェクト

2025.04.24



「伝統を守るだけでは、未来にはつながらない。」

結城紬という日本が誇る伝統工芸に、アート、ファッション、ダンスという新たなエッセンスを掛け合わせて挑むプロジェクト「NEO TRAD(ネオトラッド)」。
この挑戦を仕掛けたヘアメイクアーティスト・JUNさん、そして地域おこしに奔走する横山賢さんに、今回のイベントにかける想いや、これからの展望について伺いました。

若き表現者たちが描く、結城紬の新しいカタチ

CATV:結城紬とアーティストSAYAさんの作品を結びつけ、HAIR&MAKEで世界観をライブで演出しようと思ったきっかけや想いを教えてください。

JUNさん:いつか賢ちゃん(横山賢さん)と一緒に仕事したいな、という思いはありましたが自分のコンセプトとは違うと感じていて、なかなか機会がありませんでした。そんな時、もともと個人的なつながりがあったペインターのSAYAちゃんが個展を開くという話を聞き「何か力になれることがあれば」と賢ちゃんに伝えていたんです。すると、「結城紬を使って何かできないか」と持ち掛けられて。ファッションショーやヘアショーを完全に任せてもらえるなら、とお受けしたのが始まりでした。そのショーにSAYAちゃんの作品を絡めるプロデュースも提案して、最終的にお願いされる流れになりました。

ただ、結城紬についてはほぼ無知だったんです。

CATV:なるほど。

JUNさん:地元なので名前は知っていました。でも、どう着せるべきか、合わせちゃいけないものは何か──全く知識がなくて。今から勉強しても間に合わないと思いました。
ただ、若い子たちに刺さるプロデュース演出ならできる自信があったので、それを加味して任せてもらえるならやらせてくださいと、小山市の工業振興課さんや紬織士さんたちに伝えました。そうしてOKをもらい、イベントをやることになったんです。

この話が動き出したのは昨年12月ごろです。当初はSAYAちゃんの絵を並べて、それに合わせた演出を考えていましたが、構成を伝えたら、SAYAちゃんのほうから「ライブアートもやりたい」と言ってくれて。

CATV:すごい!素敵ですね!



JUNさん:そこから一気に話が進みましたね。それと、なぜダンスを取り入れたかというと、以前、美容会社で店長をしていた頃にファッションショーをよく開催していたんです。そして栃木に戻った後、今回使う小山生涯学習センターで、個人でもファッションショーをやったことがあって。

CATV:小山生涯学習センターですか?

JUNさん:そうです。8年半前ですね。

CATV:そんな前に。

JUNさん:はい。自分のプロデュース力を試すため、そして何より自分自身が楽しむためにショーを開きました。その時は一度きりでしたが、今回は行政の支援も得られ、得意分野で力を発揮できるのが嬉しいです。
プロのダンサーを起用した理由は、モデルはいくらでもかわいい子を呼べても、着物を着て表情を作るよう頼んだとき、ただ歩くだけだったり恥ずかしがったりしてしまうと、僕の思い描くウォーキングとは違ってしまうからです。クオリティが一気に下がってしまう。それなら最初からプロのダンサーにしようと決めました。

CATV:なるほど、確実性を取ったんですね。

JUNさん:そうです。僕は社会人バスケットボールチームを2つ運営していて、白鴎大学バスケ部の子たちともつながりがあります。試合に出られない子たちが参加できる大会を年に一度主催していて、そのハーフタイムショーで毎年ダンサーを呼んでいるんです。
そのご縁で、今回3人のダンサーに出演してもらうことになりました。彼らはちゃんみなさんの振付師でもあり、オーディション番組「No No Girls」で話題になったHANAというグループのバックダンサーでもあります。この3人なら間違いないと思いオファーし、OKをもらえました。

SAYAちゃんの絵に合わせた演出の中で、僕が舞台上でヘアメイクを施し、6分間で目に見える変化を作り、一人ずつ着物姿で踊ってもらう構成です。

CATV:ファッションショーとはいえ、ただ歩くだけではないんですね。

JUNさん:はい。一人ずつ踊ってもらいます。1人は男の子で、あとの2人は女の子のダンサーです。

CATV:もともとこのユニットとのつながりはあったんですか?

JUNさん:男の子が中学生の頃から、うちのお客さんだったんです。

CATV:地元出身なんですね。

JUNさん:そうです。ダンスを見慣れていない人でも楽しめるパフォーマンスをする子たちです。

(実際にバスケ大会の時のダンスを見せてもらう)

CATV:すごい、かっこいいですね!

JUNさん:今回のショータイトル「NEO TRAD」ですが、"トラッド"はトラディショナル(伝統的)という意味、"ネオ"は「既存のものを新しくする」という意味なんです。"NEW"とはまた違って、"NEO"は「もともとあるものを進化させる」イメージ。彫師界隈でもよく使われる言葉で、僕とSAYAちゃんが知り合ったのも彫師さん経由でした。

CATV:もともと結城紬に特別な思いがあったわけではなく、地域おこしの流れでこのプロジェクトが生まれ、いろんな人がつながっていったんですね。話を聞いているだけでワクワクします。


CATV:もともと興味がなかった結城紬が、馴染みのある"トラッド"という言葉とつながったとき、どんな気持ちでしたか?

JUNさん:最初にイベント名を考えたときから、SAYAちゃんに関係する言葉として"トラッド"を使いたいと思っていました。最初は"NEW"という単語を考えていましたが、意味をよく調べたら"NEO"のほうがしっくりきて、「NEO TRAD」というタイトルに決めました。

着物の話を聞いた後、実際に着物を見たり、着せてもらったりして、テンションは上がりました。でも関わる中で気づいたんです。結城紬って、もともと普段着のために作られた着物で、柔らかくて着心地が良く、いい意味で地味なんです。最初はコルセットで崩して、花魁風にスタイリングしようと思っていました。でもだんだん、「結城紬は結城紬らしくあるべきだ」と考えるようになりました。もしあのまま進めていたら、結城紬の良さを台無しにしてしまっていたと思います。

CATV:なるほど。着物の質感に触れたことで、考え方が変わったんですね。

JUNさん:はい。最初はヘアメイクの構成を絵にして伝えていたんですが、絵だけでは質感までは伝わらないんですよね。実際に花魁風のスタイリングをしてみたら、「なんか違うな」と。そこで、着物には着物の成り立ちがあり、それを無視してはいけないと学びました。結城紬の高級感が損なわれてしまうと気づいたんです。
最終的に、一番合うのはコルセットではなく帯だとわかりました。帯の方が美しく着せられる。ならば他の部分で“今っぽさ”を出そうと考え、そこで一つ柱ができました。今の紬織士の師匠が見ても「はしたない」と思われないよう、守るべきところはしっかり守ろうと。工業振興課さんにもアドバイスをもらいながら進めています。本当に、いい勉強になっています。

CATV:結城紬を実際に着たとき、最初に描いていたショーのイメージとは違うと感じたんですね?

JUNさん:最初に着たときは、全然気づかなかったんです。むしろ、着崩してやろうと思っていました。でも、結城紬のことを知れば知るほど、「これ(結城紬)は崩さなくても美しい」と思うようになりました。
 
 
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地域おこしから始まる、本当の”伝統再生”

CATV:主催者のお一人でもある横山賢さんも来られたので、賢さんにも質問させていただこうと思います。結城紬に目を向けたきっかけは何だったのでしょうか?

賢さん:最初のきっかけは、「きものの日」という取り組みでした。2年前、ニューヨークで活動しているシシノミヤさんから声をかけてもらったのがきっかけです。その方は日本で着物を学び、それをアートとして表現していて、「結城紬と何かタイアップできないか」と相談を受け、市役所にも話を持ち込みました。
きものの日でも、若手は結城紬にあまり興味を示していませんでした。その方は着物にパーカーやスニーカーを合わせる現代風のスタイルで表現していて、それをメインビジュアルに据え、若者向けのショップを巡るスタンプラリーを企画しました。

僕は常に「何かやりたいことない?」って周りに問いかけるようにしていて。地域おこし協力隊の強みは、市役所ではできないことを柔軟に実行できることだと思っています。そんな中、10年紬織士を続けてきた若手の紬織士さんが、「シシノミヤさんのデザインで暖簾を作りたい」と自発的に動き出してくれたんです。
伝統工芸は、国や行政が「守らなきゃ」と囲い込みすぎて、かえって世界が狭くなりがちです。でも結城紬の現場には、若い人たちが入り、悩みながらも動いている。そのリアルな姿に触れて、僕も一緒に盛り上げたいと思いました。


CATV:賢さんはもともと、伝統工芸がこのままでは終わるという危機感を持っていた。でも、国や行政に対しては疑問もありつつ、現場で頑張る職人さんたちには共感して、今回のイベントにつながったということですね。

賢さん:そうです。だからこそ、そこにベット(賭け)した感覚です。基本的には手段は何でもよくて、着物だろうが美容室だろうが、本気で取り組んでいる人がいれば一緒にやりたいと思っています。

CATV:紬織士さんが自ら動かれているというのもすごいですね。今回、ダンスやアートを取り入れる発想は、基本的にはJUNさんに一任して生まれたものなんでしょうか?

賢さん:はい、そうです。JUNくんが東京で多くのファッションショーやヘアショーを経験してきたのは知っていたので、場数が違うことはわかっていました。だからこそ、中途半端に口を出さない方がいいと判断しました。
僕の組織では、それぞれが得意分野で本気で動いてくれれば、たとえ失敗しても問題ないと思っています。僕の役割は、そのための地ならしをすることですね。

CATV:完全に任せてもらえる関係性があるから、いいものができそうだなと感じました。

JUNさん:賢ちゃんとはずっと仲良しですからね。

CATV:NEO TRADという名前も、JUNさんが考えられたと聞きました。もともとタトゥー業界でも知られた言葉だそうで、いろんな人のバックボーンがうまく噛み合ったイベントになっていますね。

JUNさん:ショーもまず、柱となる人を決めて、その人を軸にシーンを作っていきました。すべてのバックボーンが正解だったか、答え合わせをしたいんです。だから前説は、僕らが従兄弟でやろうって話もしています。

CATV:面白いですね!

JUNさん:チケットも即完売しましたし、ほぼ僕のお客さんなので「バー横山」みたいな雰囲気になると思います(笑)。

賢さん:横山ブラザーズ(笑)。

JUNさん:市役所のお客さんもいらっしゃいますが、「市役所で話題になってますか?」って聞いたら、「なってないんだよねー」って言われて(笑)。ちょっと寂しかったですね。だから市役所の壁一面にこのイベントのポスターを貼りたかったくらいです。

賢さん:それはちょっと(笑)。

JUNさん:もちろん冗談ですけど(笑)。でも、「SOLD OUT」のポスターを貼って、「ナニコレ?」ってざわつかせたかったんですよね。

JUNさん:あと、当日は15時集合にしていて、前座で結城紬についての話をする予定です。あとファッションショーを気軽に楽しんでもらえる空気にしたいんです。

CATV:新しい盛り上がり方ですね。最初、アートやダンスを取り入れると聞いて、賢さんが考えたのかと思っていました。

賢さん:基本的には「どうやったら面白くなるか」という枠組みだけ作ります。そこにアーティストやJUNくんがやれることを加え、さらにプラスαでダンスを加える、そんなイメージですね。

CATV:絶大な信頼感ですね。

賢さん信頼というよりは、「ワクワクするかどうか」が基準です。普通の人よりも、少し変わった人たちと一緒にいる方がワクワクするんですよね。場面を盛り上げたり、変わったことに挑戦しようとする人たちと一緒だと、イノベーティブなことが起こる。それが突き抜けると本当にカッコいい。その中でどれだけ多くの人を巻き込めるか、さらに精度を上げていきたいと思っています。

JUNさん:月に一回ミーティングしているんですが、持ち寄ったアイディアに対して「これはかわいい」「これはかわいくない」とストレートに伝えています。最初はすごく怖がられていましたけど(笑)。

賢さん:優しく全否定(笑)。

JUNさん:でも、そこはちゃんと伝えないといけない。ネイルサロンの方まで用意してくれたので、ネイルにも本気で取り組まなきゃと思いました。ただ、個性を出しすぎると学校祭になってしまうので、しっかり柱を立てて「これはコレクションを作るんだ」という意識で進めています。メインはあくまで着物。そこにどうメイクとネイルを合わせるか。それを考えることで、チーム全体のレベルがぐっと上がりました。最近のミーティングでは意見が飛び交って、すごくいい感じになっています。



CATV:チームにはどんなメンバーがいるんですか?

賢さん:工業振興課、アーティストSAYAさん、JUNくん、ネイル担当のせきわまなみさん、おおさわゆりこさん、YuTaro、Nene Chiki、りかチュー、水本氏、ぼーぐさん、小山高専のよろずや、北桜高校、サニー農園など、街づくりに関わるメンバーたちが参加しています。せっかく150人も来てくださるので、結城紬にちなんだ何かをプレゼントしたいと思い、ミサンガ作りに挑戦しています。中高生たちに協力してもらって制作しています。

CATV:高校生たちは、結城紬とは別に街づくりのプロジェクトに一緒に関わる中で、巻き込んでよかったなと思うことや、子どもたちの変化はありましたか?

賢さん:結城紬とは関係なく進めている取り組みなんですが、まず学生たち自身に「やりたいかどうか」を確認するところから始めています。その上で、作業工程や、蚕がどう育つのか、歴史について学んでもらって、実際に糸紬ぎや機織りの体験もしてもらっています。そして「NEO TRAD」というファッションショーにも連携させ、大人たちと一緒にできることを考えて進めています。

基本的には、学生たちが自分たちのやりたいことを形にするためのサポートをしつつ、こちら側の課題にも協力してもらっています。たとえばミサンガ作りはその一例です。また、「きものの日」では、ボランティアグループのサニー農園さんたちが「蚕を育てたい」と言い出したことから始まり、大人たちがそれを支える形で動いています。そうして「できたもので何かを生み出す」という流れもできつつあります。

さらに、レインボーさんたちが関わるプロジェクトの裏側を学生目線で撮影して、「きものの日」に映像として流したいという話も出ています。そこで、映像が得意な水本くんにサポートに入ってもらって、撮影技術やアングルのアドバイスなどをしながら進めています。学生にとっても、ただカメラを持つだけではなく、自分たちが撮りたいものにプロの手が加わることで「こんなにも変わるんだ」という体験ができる。そういう取り組みをどんどん広げていきたいです。

僕自身も、東京で働いていたけれど、地元に還元したいと思って戻ってきました。こうした流れは、今後もっと増えていくと思っています。地元の自治会のおじいちゃんおばあちゃんや、親世代の人たちが地域の面白さを伝えてくれたからこそ、僕もここまで育つことができました。だから学生たちにも同じように、地元の人たちと関わりながら、「あの地元、よかったよね」って、将来どこかで思い出して戻ってきてくれる人が増えたらいいなと。そのために今、未来への種まきをしているんです。

CATV:学生たちをただ巻き込むのではなく、街づくりの意義や、なぜ地域と関わるのかという視点までしっかり伝えているんですね。しかも、手間がかかる裏側の部分を逃げずにやり続けているという。

賢さん:そうですね。もっとちゃんとやらないといけないと思っています。今って、大人たちが学生を単位取得のためだけに使ってしまうケースが多くて、「地域貢献しました」ってうたえば1〜2日で終わってもいい、みたいな風潮になっている。それを良しとしている仕組み自体がおかしいと思うんです。

CATV:ちゃんと賢さんが伝えたい本質が学生たちに伝わればいいですけど、やって終わりじゃ意味がないですもんね。


 
 
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結城紬の新たな物語、その先に目指すもの

CATV:では最後に、今回の企画を通して、これから先、どんな影響や展開につながってほしいと思っているか、お聞きしてもいいですか?

JUNさん:今回、チケットも完売したので、ショー自体は僕の中で成功だと思っています。やる前からそう感じていました。でも本当に大事なのは、その後、どう打ち出していくかなんです。結城紬をもっと多くの人に知ってもらうこと。それが一番根っこにある目的です。

これから賢ちゃんと詰めて、水本くんが作ってくれる動画をどう広めていくかを考えています。いろんな人に「小山でこんな面白いことをやっているんだ」と知ってもらって、次回はもっと多くのお客さんに来てもらいたい。そして、僕のお客さん以外でも「またやってほしい!」って言ってもらえるイベントに育てていきたいです。

それと、個人的には小山市長さんがこれを見てどう思うのかも楽しみです。「またやって!」ってなるのか、「ちょっとやりすぎかな」ってなるのか(笑)。終わった後の反応も楽しみだし、それをどう広げていくかも楽しみですね。

CATV:市長さんはじめ、市役所の方々に“ネオ”なモノをぶつけたとき、どんな反応があるか楽しみですね。



賢さん:“ネオ”はマストだと思っています。もともと小山市では、結城紬を正統派でしっかり推していこうとしていました。でも、栃木市や下野市ではすでに西洋的なアプローチも取り入れています。
正直、このままじゃ10年後には作り手がいなくなってしまう。いいものだからといって、何も変えずに続けていってもダメだし、補助金があっても10年後には空洞化する。それなら、ちゃんと商業ベースに乗せて、地元の人にも愛される形で伝統工芸を未来へつないでいきたいんです。
今回のファッションショーも、若い人たちが「結城紬ってかっこいい」と感じてもらえる仕掛けを入れました。ショーのあとには新宿高島屋で、アーティスト「コール」と組んで和裁師さんが仕立てた着物を販売する企画も進んでいます。フランスで初めて日本のブランドショップを出したワキサカヒロキさんにも協力をお願いして、海外への販路も視野に入れています。
海外では原色のピンクとかが人気なんですが、いきなり結城紬で派手なことをやると違和感が出てしまうので、まずはアートとして表現できる着物をつくって、そこから海外展開していきたいと考えています。イタリアのファッションショーにも出たいですね。

CATV:伝統工芸は、ちゃんと「お金が回る仕組み」を作らないと生き残れないってことですね。まさに“ネオ”な取り組みだなと思いました。
最初は壊していこうと思ってたけど、結城紬は結城紬でなければならないって発想に代わってからただ壊すんじゃなくて、生まれ変わらせて、守っていく。その発想に変わったっていうのも素敵だし、だからこそ「NEO TRAD」という言葉もしっくりきますね。

JUNさん:今回のイベントは、賢ちゃんがやってきたことと、僕がやろうと思っていることがきれいにはまっていると感じています。一瞬のイベントで終わるんじゃなく、これからずっと続いていく流れになっていくんじゃないかなって思っています。

そして僕、もう一つ目標を思い出しました。下北沢にもお店を持っているので、下北のイベンターたちと「小山市と下北沢でコラボできたらいいね」って話をしてるんです。下北沢って古着の街だし、外国の方も多い。今回のショーが成功したら、絶対に下北でも何かできると思うんですよ。

JUNさん:賢ちゃん、下北沢進出ですよ(笑)。

賢さん:下北沢には昔から行ってたからね(笑)。



CATV:下北沢×小山。このコラボ、めちゃくちゃパンチ効いてますよね!面白そうですね。しかもトラッドがトレンドになっていきそうな感じがします。

JUNさん:トラッドがトレンド。前座でいただきました(笑)。

賢さん:本当に使うからね(笑)。

JUNさん:小山市が「今、何やってるの?」って全国から注目されるような動きをしていきたいです。

賢さん:基本的には、継続的に何か仕掛けていくこと。その熱量がなくなったら、いいものなんて絶対できない。向上心がある人たちと一緒に仕事をするのが一番楽しいし、そういう人たちと「コミュニティ化」しすぎないで、常に新しい熱を持ってつながっていきたい。

CATV:その瞬間の熱量で一気に走るってことですね。

賢さん:行政だとそれが難しい。やりたいと思っても、予算取りで半年、実施まで一年。人の熱は生ものだから、2週間も経てば冷めてしまう。だからこそ、「やりたい」と思ったらすぐ動く。それをこれからも大事にしていきたいと思っています。


 
 
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伝統工芸・結城紬に対して、真正面から向き合いながらも、あえて“今”という時代にフィットさせようと挑むJUNさんと賢さん。
型にはまらず、熱量を信じて走る彼らの姿勢は、多くの人の心を動かすに違いない。
この挑戦は、小山の地から静かに、しかし確実に、新たな風を吹かせ始めている。



この記事を書いた人

ふらっとろーかる 事務局

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