昨年6月に小山市で開催された『NEO TRAD』では、日本が誇る伝統工芸:結城紬を未来世代へ繋げる新たな魅力を発信。
今年は誰もまだ目にしたことのない、新感覚ヘアショーイベント『APPRIVOISER(アプリポワゼ)』が幕を開ける。
全てはアプリポワゼ<絆>から始まった。
ヘアメイクアーティストと劇団のコラボにより、どのような化学反応が炸裂するのか。
イベント主催者であるヘアメイクアーティストのJUNさんと、今回のショー第2部の演劇パートを指揮する・bar TearMaria店主 兼 劇団TearMaria座長のアスカさんに、イベントにかける熱い想いをたっぷりと伺いました。
結城紬にかける本気のプロジェクト『NEO TRAD』について
NEO TRADは日本が誇る伝統工芸:結城紬に、アート、ファッション、ダンスを掛け合わせて挑んだプロジェクト。
JUNさんは『NEO TRAD』のショーイベント部門をプロデュースされました。
▷NEO TRADのインタビュー記事は
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▷NEO TRADのイベント当日取材記事は
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絆が連なるAPPRIVOISERの世界
CATVインタビュアー(以下CATV):
昨年の『NEO TRAD』に引き続き、今年も新たなイベントの開催おめでとうございます!
JUNさん:
ありがとうございます(笑)すごく嬉しいです!
CATV:
発売日に即日完売とのことですが、この反響を率直にどのように受け止めていますか?
JUNさん:
正直「売れたから良かった」という感覚ではなくて、今はもう「やるしかないな」という気持ちの方が強いですね。
CATV:
また事前にイベントポスターを送っていただきましたが、こちらのポスターすごくスタイリッシュでとても興味を惹かれました。
JUNさん:
実はグラフィックデザイナーのOTA君にお願いして、今回のショーの世界観を表現していただきました。
※ポスターデザインを作成したグラフィックデザイナーのOTAさんのInstagramはコチラから
CATV:
今回の『APPRIVOISER(アプリポワゼ)』、どのような想いで企画・準備を進めてきたのでしょうか。
JUNさん:
昨年は小山市の力を借りて、久しぶりにショーを開催することができました。
去年のNEO TRADもすごく良い経験ではあったんですけど…正直ちょっと不完全燃焼なところもあって。
だから今回は“続き”というより、“やり直し”に近い感覚です。もう一段しっかり形にしたいという思いがあります。
前回のNEO TRADが終わった後から、アスカさん達と一緒にやれたらいいなっていうのをずっと煮詰めていて、煮詰めていたものがこうしてできることになりました。
また今回は主催でイベントが開催できるので、今からすごくワクワクしています!
CATV:
こういったヘアショーをやっているJUNさんの姿を見ていると、お客様側からこうなりたい!っていうのを聞いて実現するというよりは、自分が表現したいものを表現しにいくっていう領域に踏み込んでいらっしゃるのかな?と感じました。
JUNさんにとって、ヘアショーやサロンワークそれぞれにどんな思いがありますか?
JUNさん:
実はサロンワークでも舞台の上でも、僕はなるべく同じことをしようと思っていて、結局は『お客様を喜ばせること』に尽きると考えているんです。
例えば普段のサロンワークでも、ただ言われた通りに切るのではなく、ハサミを入れるたびに"どんどん良くなってる"と感じてもらいながら、そのプロセス自体を楽しんでもらう。これってある種のエンタメで、サロンでも舞台でも、根底にあるのはそこだと思っています。
その延長線上に今回のティアマリアさんとのコラボレーションがあって、さらに新しい表現で来場者の皆さんに喜んでもらえるショーにできればと思っています。
第一部:”技術”と”商品”をひとつの体験に——新しいヘアショーのかたち
CATV:
第一部では、株式会社ミルボン(※総合美容化粧品メーカー。以下ミルボン)、株式会社ガモウ(※業界大手の総合美容商社。以下ガモウ)といったメーカー・流通企業とのタイアップが組まれていますよね。この企画の狙いや見どころを教えてください。
JUNさん:
第一部のテーマは『韓国・K-POP』で、モデルにはアイドル活動をしているK-POPダンサーを迎え、韓国の世界観の音楽に合わせてヘアカットショーを披露します。
構成としては、最初に仕上がりのイメージをスクリーンに出して、「ここをこう切っていきます」というのをひとつひとつプレゼンしながら進めていきます。
技術を見せるのって細かいので、そのままだと伝わりにくいんですよね。
CATV:
確かにそうですよね。
JUNさん:
だから"ちゃんと分かる形"で見せたいと思っています。
そこに、ガモウがオススメするドライヤーやアイロン、ミルボンのスタイリング剤を使って、僕の今イチオシのヘアスタイルを作っていきます。
「こういう道具を使うとこうなる」というのを実際に見せて、最終的には「これ欲しいな」と思ってもらえるように、通販番組風に面白おかしくできたらいいなと思っています(笑)
第二部:出会いが生んだ異色のコラボ——演劇×ヘアショーという挑戦
CATV:
第2部では劇団とのコラボレーションがあると伺っているのですが、そもそもこの企画を実施することになったきっかけは何だったのでしょうか?
JUNさん:
昨年の2月に、友人と一緒に初めてTearMariaに行って、店主のアスカさんと出会ったのがきっかけです。ちょうど劇団のリハーサル中で、アスカさんが団員にガチで説教しているのを見て「ヤバい人いるな」と思いました(笑)
全員素人で立ち上げた劇団なのに、演劇に対する熱量がすごくて。「この人たちは本当にやり切る人たちなんだな」と感じましたし、同時に「自分は負けてるな」とも思いました。
その時から、いつか一緒に何かできたらいいなと思っていて、それが今回こうして形になりました。
CATV:
アスカさん、改めてTearMariaについて教えてもらえますか?
アスカさん:
もともとはバーなんですけど、コロナ禍に暇だから『好きなことやろうよ』となって、お客さんと劇を始めたのがきっかけですね。
CATV:
暇だからですか!(笑)
アスカさん:
そうそう(笑)
いや、ちゃんとバーもやってるんですよ!?写真撮っときます?
『Apprivoiser』——関係を築くというテーマ
CATV:
ショーのタイトルである『Apprivoiser(アプリポワゼ)』は、第二部の演目である『星の王子様』の中に出てくる重要な言葉ですよね。
直訳すると"飼いならす"とか"懐かせる"っていう意味になりますが、今回のお話しの中ではどのような想いが込められていますか?
アスカさん:
うちらの『星の王子さま』で表現したいのは"絆"です。
ただ出会うだけじゃなくて、時間をかけて関係をつくっていくことで、その人と作り上げてきた絆みたいな。
JUNさん:
僕は正直、アスカさんに乗っかった感じですね。
言い方はあまり良くないかもしれないですけど、アスカさんがやろうとしている世界に乗っかってみたら、自分がまだ見たことのないものが見えるんじゃないかなっていう感覚があって。
アスカさん:
作り上げてきた絆ってところで言うと実はうちの劇団自体も同じで、劇団員は全員お客さんなんですよ。
まずはその人たちが全員主役としてちゃんと関わって、何より楽しむことが一番。
その中で時間をかけて、みんなで関係を築いていく。
その先に観に来てくれる人がいて、結果的に楽しんでくれたらいいや、という順番なんです。
JUNさん:
ほんとにそうですよね。
なので、今回のショーも、自分一人で何かをつくるというよりは、関わってきた人たちとの関係の中で自然と形になってきたものというか。
ダンサーもそうですし、ティアマリアの皆さんもそうですし、一人ひとりとの関係が積み重なって今回の形になっていると思っています。
CATV:
"関係を築く"というテーマが、そのまま今回のショーのつくり方にも表れているんですね。
”関係性が生まれる場”へ——来場者の皆さまへの想い
CATV:
お二人にお聞きしたいのですが、今回は演劇とヘアショー、さらにダンスも融合するとのことですが、それぞれが交わることで、どんな表現を目指しているのでしょうか。また、ご来場される方にどんなことを感じてほしいと考えていますか?
JUNさん:
僕はもう率直に「自分が今一番見せたいものを見せる」ということですかね。
自分が普段楽しく過ごしている空間をお客様にも共有したいっていうのが一番の想いです。
アスカさん:
私は、受け取り方は人それぞれでいいと思っていて。
100人いたら100通りの感じ方があると思うし、その人がどう感じるかが正解だと思うんですよね。
うちらは、とにかく全力で楽しむこと!それだけです。
それが自己満足であってもいいし、そうじゃなくてもいい。
表現する側も、何を表現したいかっていうのは多分みんな違うから。
それぞれが自分なりに楽しむ、それで十分かなって思っています。
CATV:
なるほど。
JUNさん:
演者がやり切るところまで全力でやれば、絶対に楽しいものになると思います。
アスカさん:
そのうえで、来てくれた人たちと築いた関係の先の未来の話をしちゃうと、もう『劇団員になる』っていうことですよね。
CATV:
劇団員になる…?
アスカさん:
イベントって、その場で終わるものが多いと思うんですけど、そこから一歩踏み込んで関わろうとする人って、やっぱり少ないんですよね。
でも、その少ない中に残る人たちと関係を築いていくと、すごく面白いことが起きる。
だから、私たちが楽しんで、来てくれた人が楽しんでくれて、その先にはもう『劇団員になってる!』
CATV:
言い切るのがすごいですね(笑)
それだけ皆さんご自身が心から楽しんで活動されてるからこそ、見てる側も『楽しそう!』と思って関係性が繋がっていくのかもしれませんね。
JUNさん:
一緒に“つくる側”に回る人が出てきたら、それはもう最高ですよね。
今回のショーもそうですけど、結局は人と人との関係の中で生まれていくものなので。
最後に——JUNさんから美容師を目指す皆さんへ
CATV:
ここまで、ヘアショー『Apprivoiser』についてお話を伺ってきて、新しい取り組みで今からとてもワクワクしています。
最後に、そんな挑戦を続けるJUNさんからこれから美容業界を志す若い皆さんに伝えたいメッセージがあればお願いします。
JUNさん:
美容師の仕事って、目の前のお客さんの「こうなりたい」を叶えるのはもちろん大切なんです。
だけど、この業界を目指す人って、やっぱりどこかで「自分の世界観を表現したい」っていう気持ちを持っていると思うんですよね。
撮影だったり、今回みたいなショーだったり、そういう華やかな部分に憧れて入ってくる人も多いと思うけど、なかなか実際にやることは難しいです。
でも、自分はこうやって小山という場所でやってきて、形にすることができているので。
だからこそ、「無理だ」と思ってしまうんじゃなくて、やりたいと思ったことにはちゃんと挑戦してほしいなと思います。
やればできることも、やらなければ絶対にできないので。
CATV:
素敵なメッセージありがとうございます!
そして本日は貴重なお話をありがとうございました。
▷JUNさんの個人Instagramは
コチラから
▷JUNさんが所属するヘアサロンのInstagramは
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(稽古中の写真も撮影させていただきました)
ヘアショーという枠を超え、演劇、ダンスといった異なる表現が交わることで生まれる新たな世界。
そこには、単なる"鑑賞"では終わらない、人と人との関係性の広がりが確かに存在していました。
"Apprivoiser(アプリポワゼ)"——関係を築くという言葉の通り、
このショーは、ただ観るだけの場ではなく、誰かと出会い、何かが動き出すきっかけとなる場なのかもしれません。
JUNさんと劇団TearMaria、それぞれの想いが交差することで形づくられる『APPRIVOISER』。
その日、その場所でしか生まれない体験を、ぜひ会場で感じてみてはいかがでしょうか。
お知らせ:『tearmaria lab -APPRIVOISER-』
JUNさんとアスカさんがタッグを組んでお届けする、新感覚ヘアショーイベント『APPRIVOISER(アプリポワゼ)』
今回事前取材させていただいたヘアショーイベントの"原点"、劇団TearMariaによる星の王子様の演劇を観られるイベントが5月30日(土)にbar TearMariaで開催されます。
もう既に完売となったチケットですが、、、
実は『tearmaria lab(ティアマリアラボ)』に来てくださったお客様用に何枚か残しているというマル秘情報をゲットしました。
バンド、タヒチアンダンス、演劇 etc…
是非 tearmaria lab で"アプリポワゼ"な体験をしてみませんか?
イベント情報は
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▷bar TearMariaのInstagramは
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