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【注意!】あなたのお家の桜は被害にあっていませんか?

2022.10.26



特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害が広がっています。
サクラ、ハナモモ、ウメなどのバラ科を中心とした樹木に卵を産み付け幼虫が樹木内部に入り込み1~3年かけて樹木の内側を食い荒らしてしまいます。
食い荒らされた木は弱って、落ち枝や倒木等により近くにいた人や物に被害が及ぶ可能性があります。
そして私たちが食べている果物の木などの農作物への被害が出る可能性があります。

えぇ!桃の木ってことは もも とか食べられなくなっちゃうの!?


関東圏では東京、埼玉、群馬、栃木、茨城と被害が出ています。
 

クビアカツヤカミキリの被害を受けている樹木とは?

クビアカツヤカミキリの幼虫がいると「フラス」と呼ばれる木くずと糞が混じったものが木の幹や周りに落ちています。
パラパラの粉状だったり、うどん状だったり、被害が酷いと樹皮が剥がれ落ちたりします。


幼虫が入り込んだ実際に木の幹の断面図です。
穴がいくつか空いています。


 

桜の木ってものすごく堅いのに木の幹を食い荒らしてしまうなんて…恐ろしい…。歯が丈夫なの!?
桜の木は薪割りでも相当苦労するのに…。

幹を食い荒らしてしまうということは木が弱って倒れる可能性があるということです。
危ないです。

被害拡大防止のためのにも伐採

今回、被害にあった木の伐採風景を取材させていただくことになりました。

約70年くらい経っている桜の木だそうです。


春に桜が満開になっている写真も頂きました。大きいだけあって残念ですね。




 

高いところから切っています。そして枝がどんどん落ちていきます。







古い幹にも若い幹にも幼虫はいたそうです。(写真では数匹しか写っていませんがたくさんいたそうです。)
木の根元は直径約120cmだったそうです。
根本の穴も虫が入った痕がありました。

 

この木がもし倒れたらと思うとゾッとしますね…。

最後に薬剤をかけシートを被せて木に潜んでいる幼虫を退治するそうです。



 

被害を広げないためにもお願い

お家のサクラ、ハナモモ、ウメなどのバラ科を中心とした樹木に虫に入られていないか確認ください。
フラスを見つけたら、お住いの役所等に連絡しましょう。
 ※補助等が受けられる場合があります。



 

この記事を書いた人

ふらっとろーかる 事務局

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