１月30日に行われた「蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト2022公開プレゼン審査＆表彰式」に行ってきました。

栃木市創業支援中村由美子基金活用事業は今回で第6回目だそうです。
コロナ禍になって久々の観覧者を入れた開催になるそうです。
15名の応募のなかから5名がファイナリストとして選ばれました。

ビジネスプランコンテスト ファイナリストのプレゼンテーション

発表者がそれぞれのビジネスプランを発表してくれました。
 

木戸間海さん

「コーヒーとアイスクリームで大人も子供も幸せになる店～三方良しでサスティナブルな世界をつくる～」



買い手、売り手、世間（生産国）の観点からご説明がありました。
HOULE coffee&icecreamでは名前の通りコーヒーとアイスクリームを提供しています。
大人も子供も楽しめて幸せになるお店が夢だったそうです。
アイスクリームは多くの人に楽しんでもらうため種類が多く、素材にはこだわり、極力卵を使用しないアイスクリームを作っているそうです。
お店のopenにより子育て世代が住みたい街から住みやすい街になり、スペシャルティコーヒーを仕入れることでコーヒー豆の生産国の貧困者の生活レベルが上がり教育が受けられる子供が増え、卸売りやネット販売によって社会貢献ができ三方良しになるとおっしゃっていました。

 

松本静香さん

「地域密着わんちゃんを健康・清潔に保つケア 小型犬専用プライベートサロン」



一般的に犬種や皮膚の状態、年齢などで洗い方やシャンプー剤を変えることなくケア方法はあまり重要視されてこなかったそうです。
そこでわんちゃんたちのために個々に合ったケアに変えていきたいと思いシャンプー専門店を開業しようと思われたそうです。
数年前の台風によって大型ドックサロンがなくなり、栃木市で犬を飼っていらっしゃるかたは他の市に行かれている方が増えたそうです。
大平・岩舟にはドックサロンは数件しかないそうで、市内のドックサロンを充実させたいとおっしゃっていました。

 

黒川友香子さん

「栃木県南初のお産ができる助産院を蔵の街栃木市に～人があつまり 命がつながり 支えあえる場所～」



女性が気軽に相談できる場所がもっと地域に必要と感じたそうです。
開業後は１～４年目は産前産後のケアができる施設、5年後にお産ができる助産院を計画しているそうです。
助産院としての機能、ライフステージに関係なく自分の人生を選び取っていけること根本の解決に向き合った施術「子宮骨盤力調整」の技術を導入するサロン機能、助産院でお出ししているお食事等をお出しするカフェ機能、赤ちゃんやパパに優しいお店機能を実現したいということです。

 

綾川浩史さん

「子どもの生きる力を育む「文武一道型」柔道教室～子どもに自信を、ママ・パパにゆとりを～」



柔道の「勝ち」以外の「価値」を活かすことが本プランの要だそうです。
柔道を学ぶことで受身からケガの予防や、相手を安全に投げることで相手への思いやりを育むということです。
稽古前に宿題などおこなったり、発達が気になるお子さんへの保護者の方への勉強会をおこったり、英会話教室も週に１回おこなっているそうです。
ママ・パパに「ゆとり」を生むことも大切にし、時間のゆとり、心のゆとりから子育ての不安を軽減させるように取り組んでいるそうです。
地域貢献事業として幼稚園・小学校でのケガの予防を目的とした出前柔道教室や来年度から部活動地域移行への対応をしていくそうです。

 

成沢諒さん

「地域のハブとなり、街を豊かにするコーヒー屋」



キャリアに悩んで県外に就職する方が多いと実感していたということでした。
キャリア支援につながるために人が集まる場所のを創出をと考えた時、開業したのがCliff Coffeeさんだったそうです。
雇用の創出ということで求職者と企業をマッチングさせたいと考えているそうです。
栃木市で働く人・住む人が増え、栃木市を魅力ある街にしたいと思っているそうで、ただの人材紹介ではなくその人にあったキャリアを支援したいと考えているそうです。

結果発表

最優秀賞（1名）80万円
若者特別賞（1名）30万円
女性特別賞（1名）30万円
優秀賞（2名）5万円
とちぎおいしいーとこフードバレー賞（1名）5万円

とそれぞれの結果が発表され大川市長より賞状とトロフィーが手渡しされました。  
皆さん素晴らしい発表でした。
結果発表の前でしたが過去の受賞者の現在などお話を聞く時間もあり、経営経験先輩方の実体験を聞ける良い機会もありました。
今後の皆さんの活躍が楽しみです。
 



木戸間海さんのお店「HOULE coffee&icecream」



成沢諒さんのお店「Cliff Coffee」