全国で刀剣ブームが巻き起こり、早10年。
名刀を一目見ようと美術館に訪れる人々は今も後を絶ちません。
今回は、足利氏の名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」に焦点を当て、その歴史が息づく足利を巡りました。
見どころ満載の観光スポットだけでなく、最新のグルメ情報も掲載。
これから聖地巡礼する予定の方も必見です。
足利市立美術館
安土桃山時代の刀工・国広が足利城主・長尾顕長のために作刀したと言われている名刀、山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)。
足利市立美術館では過去に4度展示され、数多くの刀剣ファンを魅了しました。
また2024年に足利市の所有となり、「縷縷(るる)プロジェクト」が発足し大きな話題となりました。
足利市立美術館は、現在行われているデジタルスタンプラリー『刀剣TRAIN遠征』の対象スポットでもあります。
こちらは刀剣ブームの火付け役となった刀剣育成ゲーム「刀剣乱舞」とのコラボスタンプラリーです。
休館日でも、外の入口でスタンプラリーのタグをスキャンできるよ!
各スポットに設置してある「エキタグ」をかざすと、アプリ内でスタンプが押せる仕様になっています。
JR足利駅
スタンプラリーの最後のスポット、JR足利駅。
エキタグのそばには、ご当地ポスターもありました。
足利市立美術館に続き、こちらのJR足利駅でスタンプラリー達成。
その地のすべてのスポットを回ると、最後に刀剣男士(刀剣乱舞のキャラクター)スタンプがもらえます。
「坂東の大学」足利学校
続いて訪れたのは、日本最古の学校ともいわれる足利学校。
「近世日本の教育遺産群」として日本遺産にも認定されています。
そして山姥切国広が作刀されたと伝わる場所でもあります(※諸説あり)。
参観料を支払うと、入学証明書がもらえました。
中に入ると、「學校」の文字が刻まれた学校門をはじめ、かつての学び舎を見学することができます。
蔵や倉庫、台所などもあり、学生たちの生活の拠点でもあったことが伺えました。
その中でもひと際大きな建物「方丈」では、足利学校にまつわる歴史の解説や貴重な展示品を見学することができました。
そして座敷のスペースからは、南庭園を眺められます。
伝統的な日本家屋から眺める日本庭園。心癒されるね。

せっかくなので、刀剣乱舞のキャラクター山姥切国広とパシャリ。
足利氏の氏寺「鑁阿寺(ばんなじ)」
足利学校からほど近い、足利氏の氏寺「鑁阿寺(ばんなじ)」。
鎌倉時代、足利義兼によって建立され、約4万平方メートルにも及ぶ広大な敷地を誇ります。
堀や門が四方に設けられているなど、武家屋敷としての側面もあるお寺です。
中心に厳かにたたずむ本堂は国宝に指定されています。
事前申し込みをすると、中を見学できるそう。
こちらの中御堂(不動堂)では不動明王を祀っています。
先ほどの本堂が国宝に指定されるまでは廊下でつながっていて、護摩の道場として使われていたそう。
また堂の右側に古井戸の跡があり、800年前に足利氏が居住していた時に使用したと言われています。

そして境内のあちこちで、あじさいが華やかに咲き誇っていました。
縁結びのご利益がある「織姫神社」
続いて訪れたのは、縁結びの神様を祀る「織姫神社」。
小高い山の上から、機織りで栄えた足利の街を守っています。
そして七夕が近いということで、境内には短冊が飾られていました。

お守りの台紙が短冊になっていて、そこに願い事を記入できるようになっていました。
そろそろお腹が空いてきたので、境内の階段を少し下った先にあるお蕎麦屋さん「蕎遊庵」にお邪魔しました。
こちらでは、江戸前の打ちたてお蕎麦を楽しめます。
せっかくなので、季節メニュー「冷汁~すだち~」をいただきました。
「おせいろ・さらしな」といった二種類のお蕎麦があり、今回はさらしなをチョイス。
濃厚な鰹だしの冷汁とすだちの爽やかな香りが合わさって、さっぱりとした味わいを演出していました。
香雲堂本店 香織茶寮のかき氷
最後は、古印最中で有名な香雲堂を訪れました。
2Fの香織茶寮では、日光天然氷を使ったかき氷を提供しています。
「古印最中のあずきミルク」など、こちらのお店ならではの多彩なかき氷が楽しめます。

今回は、ピーチミルクティーを注文。
果肉入り白桃ソースとピーチミルクティーを合わせた一品。
中にもたっぷりのクリームとクッキーが入っていて、食べ進めていく中でさまざまな味わいを楽しめました。
香雲堂自慢の小豆を使っている和風のかき氷もおすすめだよ!
大きくて、見た目も美味しい天然かき氷。
ぬいやブロマイドなどと一緒に撮っても映えること間違いなしです。
まとめ
今回は、名刀「山姥切国広」のゆかりの地、足利を巡りました。
梅雨の時期でしたが、過ごしやすい気候の中、紫陽花を眺めながらゆったり回ることができました。
足利市立美術館、足利学校、鑁阿寺などは観光案内所の太平記館からアクセスが良いので、お車でお越しの際はそちらの観光駐車場(無料)に停めて徒歩で巡るのがおすすめです。
電車でお越しの方は、路線バスをご利用いただくのが便利です。
半日でも十分楽しめるので、刀剣ファン・刀剣乱舞ファンの皆様もぜひ聖地巡礼してみてはいかがでしょうか。
編集後記(おまけ)

今回、山姥切国広の展示会は開催されていませんでしたが、街のあちこちで「山姥切国広」の文字を見かけました。
この地で愛されているのをひしひしと感じ、刀剣乱舞で山姥切国広をはじまりの一振りとして選び共に歩んできた身としては、感慨深いものがありました。
実際、最初の展示会が開催された10年ほど前よりも足利の街が活気づいているのを肌で感じ、刀剣ブームによる地域活性化の現場を体験することができました。
山姥切国広保存プロジェクトの名称にもなった「縷縷(るる)」は「細く、長く、途切れることなく続くさま」を表すそうです。
この言葉のように、名刀の輝きとともに地域の輝きが未来へ受け継がれていくことを願ってやみません。