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【インタビュー企画】栃木の香りを楽しめる香り処穂の香さん

2023.11.23



蔵の街大通りに面する蔵の街ハイツにお店を構える香り処穂の香さん。
2021年2月蔵の街ビジネスコンテスト女性特別賞を受賞され「香りでトリップIN栃木 香りで栃木市をPR」を地域に密着した香りづくりも行っていらっしゃいます。

今回、第3回目のインタビューは香り処穂の香さんにさせていただきました。

第3回目は香り処穂の香さんにインタビュー

さっそくインタビューしていきたいと思います。

香り処穂の香さんはどんなお店ですか?

あなたの心に寄り添うオリジナルの香りを創るお店です。
香りは内面にはたらきかけることで未来に向けてメッセージが届くように、植物の生き様をキーワードに香りを調香し望みの香りを創り上げていくことをしています。

お店だと買うだけじゃなくて香りづくり体験もやっているんですよね!


お店を始めようと思ったきっかけは何ですか?

心身ともにダメージを受けたことがありました。その時に人生100年時代に向けて何か活力になるものがしたい、人の為になりたい、自分が幸せになりたいと思う中で次に目指すものを何かと考えました。
そんなことを考えながらいろいろ探していたところにアロマと出会い今に結び付きました。
思い返すと生まれ育った環境に今の仕事の原点があったと気がつきました。
父は盆栽が好きでした。庭には盆栽以外にも四季折々の芳醇な香りがする花を育てており、子どもの頃その庭が大好きでした。そして母は和装好きで着物がよく似合う人でした。そうして思い返したときに気づいたのが、子どもの頃から「香り」と「和」に囲まれていたということでした。
そんな環境から和をコンセプトにアロマの調香をやりたいと思い今にたどり着きました。
人生無駄な事はない、最終的にたどり着いた場所が「点」が「線」で繋がったと感じました。

お父様とお母様の影響を受けて今があるんですね。
いままでのできごと「点」が今に繋がって「線」になったっていうのをすごく実感してらっしゃるんですね!

アロマっていうと洋的なものが主流です。ですが香り処穂の香では和をコンセプトに和精油(日本の精油)を取り入れたものでアロマを調香しています。
香りに関しては実際に現地に探しに行って香りを確かめてきています。青森ヒバは青森まで行ってたくさんある青森ヒバの香りのなかから「香り処穂の香」に合うものはどれか探してきました。

現地に行って香りを確認してきたのですね!
探している中でこれじゃないなって思った理由ってなんですか?

青森ヒバで言うと、青森ヒバはもともと香水向きに作らないと抗菌作用もあり木の香りが強いものがほとんどです。その中から調香しやすい優しい香りがするものを探してきました。
探したかいあってか先日、都内で行われた展示会では「蔵」の香り(青森ヒバ配合)が一番人気でした。

こだわり抜いた香りだから皆から親しまれる香りになっているんですね!
あと森林の香りって心が落ち着きますよね~。

ちなみに去年、ふらっとろーかるのアドベントカレンダー企画の時に出したクリスマスの香りは北海道のモミの木の香りを使用していましたよ。

そうでしたね!モミの木の香りがしてすごく癒されました!
去年体験してきた記事も掲載してあるから見てね。

日本人の親近感がわく香りって慣れ親しんだ日本の香りではないかと思っています。
なので日本独特の香りを取り入れつつ、これからもやっていきたいと思っています。

慣れ親しんだ香りが一番いいですよね!


やりがいってなんですか?

昔はアロマの香りというと美しくとかリラックスとしてのイメージが強かったですが、今はコロナの副作用で香りを感じなくなった嗅覚を取り戻すために天然の香りを使ったり、環境問題として廃材から精油をとったり、香りを嗅ぐと残像として昔の記憶が蘇るなど香りへの需要度が多種多様に高まっていると感じています。
そういう奥の深い香りの需要を使って未来に向けてメッセージが届けられる、0.1でもいいそういうところに携われることが自分が生きてきた恩返しになり100年時代に向けての自分の喜び幸せに繋がると思っています。
そして今やっていることは自分に一番合っていることにたどり着いたって言うのがやりがいです。

まさに天職ですね。


大変だったことはなんですか?

天然の香りであるアロマを勧める真の意味を知ってもらうことが大変でした。
アロマって成分的にはこういうのに効くよとかのほうが皆さんの印象に強いかもしれませんがそれだけではないんです。
五感の中で唯一、匂いだけが脳の感情・本能に関わる場所に伝わります。
その嗅覚で感じられる香りは内面や自律神経などに働きかけたり、認知症予防に嗅覚が活躍したり、香りが嗅覚を通して大切な役割を果たしているということをもっと知ってもらいたい。けれど、なかなか伝わらなく表面的な部分しか見てもらえない。
本当の香りの良さを伝える難しさに苦労しています。

アロマの役割ってたくさんあるんですね。いっぱい知ってもらいたいですね。
ちなみにアロマは薬ではないので効果効能をうたってはいけないっていう薬機法というきまりがあることも教えてもらいました。


最後に一言

先日、蔵の街ビジネスプランコンテストで受賞した商品が、おもてなしとグローバルを備えている商品であると推薦を受け“おもてなしセレクション2023第2期 受賞”を果たしました。海外15カ国の方々から栃木市をイメージした香りが好評価を頂いたのです。
香りを通して世界中から栃木市に観光に来てくれるといいかなと思います。

海外にも認められた日本の「香り」なんですね!
今後、いろんなところで香り処穂の香さんの香りを見つけられそうですね!


 

本日インタビューさせていただきました香り処穂の香さんの店舗ページ関連はこちら

 

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第2回目のインタビュー記事はこちら

この記事を書いた人

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